笑顔で免疫力がアップする 医学的に「笑いは百薬の長」が分かってきた

【笑顔】 笑うことはがん・糖尿病・心臓病・認知症予防効果がある 「笑いは百薬の長」

2月5日は笑顔の日

2月5日は「笑顔の日」で、「ニ(2)コ(5)」の語呂合せです。
この日は、いつもニコニコと笑顔になっていようという日ということです。
 

日本には昔から「笑顔」に関することわざがあります。
「笑う門には福来る」「笑いは百薬の長」等。
 

そして実際、笑うこと、笑顔には様々の良い効果があることが医学的にも分かってきています。
そこでその幾つかをご紹介します。

 

がんを撃退するNK細胞が活性化する

岡山すばるクリニックの伊丹仁朗医師が行った実験です。

ボランティアを募り、そのボランティアの人に大阪にある「グランド花月」で吉本新喜劇を観劇させました。

その結果、漫才・落語・新喜劇などのお笑いを観た直後に血液検査を行うと、18人中14人がNK細胞の活性値が上昇する結果になりました。
 

NK細胞(ナチュラル・キラー細胞)はがんを撃退する働きをする細胞です。

つまり、笑うとNK細胞が増えがんを撃退する効果が期待でき、健康になるということになります。

 

脳の血流量が増える

中央群馬脳神経外科病院の中島英雄理事長の報告です。

脳梗塞などの脳血管障害で入院していた35~78歳迄の男性14人、女性8人を対象にした調査で、寄席を観た前後で脳の血流量がどう変化する実験を行いました。

その結果、血流量が14人で増加し、5人は低下し、3人は測った場所によってばらつきがある結果になったそうです。

また、「血流が増加した人は落語が面白かった」と回答しました。
 

この結果から、落語が面白く笑った人は脳の血流量が増えたということです。
逆に血流量が低下した人は、「疲れた」「面白くなかった」と感じ笑わなかった人たちだったということです。

 

心臓病の予防になる

アメリカ・カンザス州立大学の実験です。

169名の被験者を3つのグループに分けて、それぞれのグループに「無表情」「口元だけの微笑」「顔全体を使った大笑い」の3つの表情をしたまま、精神的ストレスがかかる作業を行わせ、作業後の心拍数と 被験者の自己申告によるストレスの度合いを集計しました。

その結果、大笑いの表情で作業をしたグループは他の表情で作業をした2つのグループに比べて、心拍数(血圧)の上昇がほとんどなかった結果になったそうです。

また、大笑いの表情のグループは他の2つの表情のグループに比べて、ストレスから立ち直る速度が著しく速いという結果も出たそうです。
 

笑うことは血圧の上昇を抑え、心臓・血管を安定させる効果が期待できるということです。

 

糖尿病の治療効果がある

筑波大学名誉教授の村上和雄博士の実験です。

糖尿病(II型)の患者を対象にした実験で、1日目は食後に大学教授の講義を聴かせ、2日目には食後に漫才で大笑いをさせ、血糖値を測定しました。

その結果、大笑いさせた場合は講義を聴かせた場合に比べ、4割程度血糖値の上昇が抑えられたそうです。

 

認知症の進行を遅くする

大阪大学大学院医学系研究科の大平哲也准教授が行った実験です。

認知症患者の症状の進行の調査で、「ほぼ毎日笑う人」は「ほとんど笑わない人」に比べて、1年後の認知症の進行が著しく遅いという結果になったそうです。

その結果から、笑うことは認知症の進行を遅らせる可能性がある、という指摘をしています。

 

上記以外にも、リウマチを改善させる、アレルギー(アトピー)を改善させる、ストレスの軽減の効果もあることが専門家から報告されています。

 

大笑いする必要はなく口角を上げるだけでも効果がある

「笑う」というと、声を上げて大笑いしなければいけないのかと思いがちですが、必ずしもそうではありません。

先述した吉本新喜劇を観劇することでNK細胞が増えることを確認した伊丹仁朗医師によると、本当に面白くて笑うことだけでなく、ニコニコと笑顔をつくるだけでもNK細胞が活発になると報告しています。

面白い、可笑しくて笑うだけでなく、表情筋を動かして笑顔にする、つまり「作り笑顔」だけでもOKということです。

 

笑顔は人間関係の潤滑油です。
また、「笑う門には福来たる」ということわざ通り、笑顔には色々な良い効果が秘められています。

心から面白さを感じて笑うのはもちろんですが、意識的に表情筋を動かし口角を上げて笑顔を作るだけでも免疫力が上がるのが分かっていますので、日々の生活の中で笑顔を心がけたいものですね。

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